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劫財の女

 

「値踏みする女」、「見下す女」、「欲求不満の女」、「強烈に恨む女」というのが、この星の女性である。

 

梅宮アンナ、デビ夫人、などに代表される。

このような女性には男性は途中で嫌気がさしてしまう。

 

「劫財の女」というのは、男性と付き合う時は非常に愛想がよく、従順そうに、相手の男性の好みにできるだけ合わせるように振舞う。

 

しかしその表面とは裏腹に、内面では、しっかりとその男性の「値打ち」を計算している。

 

この点は少なからずどの女性にもあるのだが、まだ未熟な劫財女の場合、付き合っている中で、ある瞬間、どこかその素振り、表情、言葉に相手を見下す部分が出てしまい、可愛げがない女だと相手にそれを察知され、相手の男性から敬遠される場合が多い。

 

うまく事が運び、相手と親しくなると、今度は次第に裏表がなくなり、本音が出てしまい、強烈なわがままを発揮し、常に欲求不満を持つ女に変身する。

 

本人はちっともそうは思っていない。

 

当たり前の、正しいことを言っているのであって、責めている積もりはないのだ。

男性としては劫財女からみて、完璧ではないものの、ごく普通の愛情を振りまくだけなのに、その男性の一つ一つの言動に欲求不満を抱き、次第に男性をこきおろす。

 

その場合、相手の男性は、嫌気がさして追い払うか、自分が逃げてしまうか、口では負けるから暴力に訴えるか、のどれかを選択するようになる。

 

最後には、復讐を誓う、怖い女になる場合もあり、その時は一切の情け、容赦はなく、徹底的に相手を叩くことになる。

 

絶対に相手を許さないのだ。

 

劫財女は結果として、

 

1.人付き合いは多いのに、なかなか恋人ができないか、結婚まで至らない。

 

2.夫からひどい仕打ちを受ける、可哀想な妻を演じることになる。

 

3.恋人または夫を、あらゆる手段で叩く。

 

劫財女は、「金持ち」、「地位のある人」、「もてる人」、「実力のある人」が好きである。

 

誰でもそうだが、愛を「かけひき」、「勝負」と捉え、「我がまま、つまり私の思った通りにしてくれるのが愛だ」と思うので、なかなかうまく行かない場合が多い。

 

梅宮アンナの元彼の羽賀研二は、四柱推命学で見ると、相当な力量の男であり、弱音を吐かず、グチもいわず、責任感の強い、もてる男である。

 

アンナは責め立てるが、羽賀はすべてアンナに負けてやり、一切語らない。

愛とは何か、が違うのだ。

 

デビ夫人の場合も、相手は相当な人物であり、人を見抜く目もある。

したがって、途中で嫌気がさす。

 

劫財女にぜひとも必要なことは、「自分がバカだと思え」、「相手のどこか一つを好きになれ」、「恨むな、心で怒るな」、「相手のすべてを許しまくれ」ということだ。

 

なかなか難しいところだが、それしかないのだから、今から心構えを修正しておいた方がいい。

 


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