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傷官の女

 

傷官という星は、「感度が鋭い」「誇り高い」「純粋だ」「正義感が強い」「違和感がある」といった言葉が似合う。

 

「孤高の女」である。

 

女優で言えば、戸田菜穂、木村佳乃といったところか。

 

生まれつき神経や勘が鋭く、幼い頃から世の出来事の一つ一つ、人の言動の一つ一つが普通の人の数倍も神経に響く。

 

喜怒哀楽も人の数倍のオクターブを持つ。

 

だから、幼少時には身体が弱かったり、神経過敏の症状が出たりして、友人や身内などからも特異体質だ、「勘の強い子だ」などと言われ、違和感を持たれる。

 

だれも私の心をわかってくれないので、一人で物事を感じ、考えるようになる。

 

次第に「自分はこれではいけない」、「こんなに傷つく自分では生きていけない」と悟ると、繊細でもろい神経を、ピアノ線のように繊細だが強靭なものに鍛えようとする。

 

世間的な良識とか尺度といったものに合わせるよりは、自分自身が純粋に納得でき、正しいと感じない限り、何も認めることができない。

 

皆と考えが違っていても自分の感性を信じようとする。

孤独でも生きていられるためには、必ず自分に対する誇りがなければならない。

 

このような特色を持つ「傷官」が、大人の女性になると、言動が個性的で、独特の魅力を発揮するようになる。

 

しかし社会生活では、純粋さ、感度の鋭さ、誇りなどといったものはある程度あいまいでないとやっていけない場面が多い。

 

日常は人間関係のスムーズさが要求され、妥協も必要となる。

 

これが傷官女は苦手、苦痛なのである。

 

特に恋人関係、夫婦関係となると、頭が切れ、神経も鍛えてあるので、限界までは妥協する努力はできるのだが、ピアノ線の糸が切れると、親しい間柄ゆえに、本質が出てしまう。

 

相手から見れば、どうしてこんなことに意地を張るのか、何ゆえにこんなことに傷つくのか、ここまでどうして責めるのか、そこまで厳しく掘り下げなくてもよいではないか、といった感じを持たれる。

 

ましてや男性というのは女性から見れば、あいまいでいい加減なところが多い。

 

その場合、純粋さゆえに、言葉もストレート、態度も緊迫し、その攻撃力はすごいものとなる。

 

運命的に見ると、「傷官」は「正官」を剋す星である。

 

正官とは、女性にとって正式な男性、つまり夫か恋人である。

 

 

だから傷官が主役となっている女性は正官に縁がない。

 

原因は上記のような心の作用によるものだが、これは運命であるから逆らえない。

 

傷官女は、運命的に男性に苦労させられてしまうのだ。

 

但し、傷官を持っていても「財星」があれば、その怖れはまったくなくなってしまう。

 

また、「印星」を持っていてもその怖れがなくなるが、今度は子供に恵まれにくい。

「運」の方に財星や印星が来ても効果がある。

 

一見交際が上手に見えても傷官女は神経が疲れやすい。

傷官は意地を張って、たとえ自分が現実的に不幸になる、リスクが大きいと思っても、自分が許せないことに対しては容赦なく戦闘的な行動をとってしまう。

 

また鍛えたピアノ線(技術・技芸・専門能力)を活かして、キャリアウーマンしている人も多い。

 

概して子供には縁があるので、結婚して離婚して、シングルマザーしている人も多くいる。

 

だから、傷官女は、自分を大切にするために、相手を許しまくる、そして物事に深刻になって、考えすぎないで、ネアカになる、ことしかない。

また運命的に正官が乱れることを理解して、専門的力、自立していく力を身につけるのもいい。

 

最も○○師とかになっている人が多いのだからね。

 


Youtubeで公開

中心星四柱推命初級

傷官の命と運

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-----パネル

通変星の名前の由来は、それぞれの通変星が他のどの通変星と出会ったのかによって意味合いが違います。

 

つまり、何と「通じる」ことによって、その通変がどういう作用を発揮するのかというところから出ています。

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今回は通変星の「傷官」について考えていきたいと思います。

 

月支元命「傷官」というと独自性、プライドとなります。

 

更に気まま、反抗的、神経質ですが、専門性や技術を活かすことが向いている。

 

しかし、同じ月柱の天干の通変、「月柱天干通変」によってもかなり変わります。

 

 

月支元命「傷官」の代表的な有名人は

田中みな実さん、橋本環奈さん、藤原紀香さんです

 

 

先ず、田中さんの命を見ると

 

月支元命「傷官」で月柱天干通変は「偏印」です。

 

月柱天干通変は「偏印」は

 

自分の好み以外は受け入れない頑固さ。独特のセンス、アイディアで生きるひと。

人生に浮き沈みが多い。

 

処世術は

 

月支元命「傷官」-月柱天干通変「偏印」→「正官」

 

かなりの頑固者。ワガママ。自分が中心でないと気がすまない。

自分のセンスが合う世界で活躍できる。

 

ということになります。

 

 

橋本さんの命を見ると

 

月支元命「傷官」で月柱天干通変「印綬」です

 

月柱天干通変「印綬」は

 

好みがはっきりしていて、思い込、のめり込みが多いので対人関係は難もあり。しかし、独特の魅力、才能により人気はある。

 

処世術は

 

月支元命「傷官」-月柱天干通変「印綬」→「偏官」

 

独創性があり、斬新なアイディア、センスを持っている。芸能、専門などで活躍できるが、対人関係は要注意。

 

 

田中さんと比較すると月柱天干通変が違うだけではなく、橋本さんの場合は月柱天干通変「印綬」が月支元命「傷官」を無情に剋しています。

 

つまり、月支元命「傷官」の暗示は少し弱められると考えることもできます。

 

 

藤原さんの命を見ると

 

 

月柱地支と年柱地支が干合をしてグレー表示なっていますが、

月支元命「傷官」です。

 

月柱天干通変は「比肩」です

 

プロ意識がある。他人に頼らず、全てを自分で進め開運をする。「比肩」なので単独でする仕事が向いている。

 

処世術は

 

月支元命「傷官」-月柱天干通変「比肩」→「印綬」

 

プライドが高く、プロ意識も強い。繊細で気難しい、傷つきやすい面もある。

 

 

(3人の写真並べ)

 

同じ月支元命「傷官」でも月柱天干通変によってかなり変わるのがわかります。

 

次に「傷官」の「運」について考えてみます。

 

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傷官運

物別れの時。手放す時。病気やケガをしやすい時。

発展運であるが、とかく権利主張が強くなり、それが元で破局しやすい。

特に目上、周囲との意見の食い違いが多く、妥協を第一に進めないと権利を失墜する。

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となります。

 

 

命式は氷川きよしさんの現在のものです。

 

2024年は年運結果運が「傷官」になっています。

 

年運のタブをタップして、年運結果運の詳細を観てみると

 

大運変化運「印綬」-年運変化運「比肩」→「傷官」となっています。

 

この年は多忙で発展運。新しいことを始める時で最初は苦労するが軌道に乗せることができる。一時的にピンチもあるが、良い縁に恵まれる。一時的にピンチもあるが回復できる。

 

年運結果運「傷官」ですが、成り立ちに「比肩」があるので新しいことを始めることになります。

 

運勢ランクも結果運「傷官」の中では一番良い「A」です。

 

 

前半の「命」についてもこの「運」についても、命式システムでは自動的に導き出してくれるので、鑑定の時に命式を長時間眺めて悩むことはないです。

 

 

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「命」では月支元命と月柱天干通変が一番重要

月支元命がどのような月柱天干通変に出会うということも大事

 

「運」は結果運だけではなく、その成り立ちによっても

意味合いや暗示が変わる。

 

「命」も「運」も単純に1つの要素だけで判断するのでは危険

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次は通変星「偏財」について